約50ccのヒアルロン酸を注入することで、バストサイズを約0.5～1カップ増やすことができます。さらに多くの量を注入することで、もっと豪華なバストサイズアップも可能です。

ただし、一度の治療で注入できるヒアルロン酸の量には限りがあります。そのため、望むサイズに到達するまでに何度か治療を重ねる必要がある人もいらっしゃいます。

この施術においては、ヒアルロン酸を胸の筋肉である大胸筋と、乳腺の組織がある部分の間に入れます。この注入場所は、ヒアルロン酸が体に吸収されにくい場所なので、豊胸した効果が長く続くと考えられています。また、妊娠や出産に影響を与えない部位に注入するので、そういった点について心配する必要もありません。

ヒアルロン酸での豊胸手術の場合、シリコンバッグを使った手術と違って、手術後に特別なアフターケアをする必要が基本的にありません。シリコンバッグを用いた場合、バストの形を整えるために専用のバストバンドを着ける必要がありますが、ヒアルロン酸を注入する手術ではそうした追加の手間が不要で、より簡単に受けられる点が大きな特徴です。

この手術は、切開を伴う手術を避けたい方や、バストの左右の大きさが異なるなどの形の調整を望む方、そして、簡単な方法でバストサイズを大きくしたい方に向いています。ヒアルロン酸を用いるため、切開を必要とせずに施術が可能で、理想とするバストの形を容易に作り出すことができる点も大きなメリットです。特に、バストの細かなバランス調整を求める方からの人気があります。

さらに、ヒアルロン酸は肌の弾力や潤いを保つ効果も期待されているため、バストを大きくしたいだけでなく、バストの弾力を取り戻したい方にも推奨されています。

使用されるヒアルロン酸の種類、個人差にも依存しますが、効果が続く期間は大体3ヶ月から1年半ほどです。施術後すぐにバストアップの効果を感じることができます。注入されたヒアルロン酸は徐々に体内で吸収されていきますが、成分自体はアレルギーのリスクが低いため、特に心配する必要はありません。